ラブドールを購入した後に初めて自宅へお迎えした時の興奮は冷めやらぬものです。
実物を見たときの感動や興奮も相まって嬉しさでいっぱいになるものと思います。
だからこそ、そんな可愛いラブドールを長持ちさせるために日頃のお手入れなど欠かせない重要な部分もドールと過ごすうえで大事な所となっていきます。
ラブドールを適当な扱いですませてしまうと早期に破損や汚れなどが目立つようになっていき、高額なラブドールが傷ついていてしまうので、適切なケアーがとても大切となります。
そんなわけで今回はラブドールと暮らしていくうえで初心者の方が陥りやすい間違ったメンテナンスのNGと正しいお手入れ方法をまとめました。
誤ったメンテでドールが更に酷い状態にならないように気を付けて参考にしてください。
NGケア① オイルローション(油性)を使ったアダルト行為
正確にいうとケアー関係じゃないかもしれませんが一応、ラブドール相手にエッチな事をした後にするメンテナンスに関係があるので紹介します。
ローションは説明するまでもないとは思いますが、オナホを使ったり風俗でマットプレイする時に使用されるアレの事です。男性の皆様なら使ったことがあるとは思います。
そんなローションには水性タイプと油性タイプの種類があります。(もっと細かく分けるとまだ種類がありますが割愛)
油性のローションは名前の通りオイルが多めに含まれてますので粘り気が強く、ドロッとしています。
特徴は乾燥しにくく、長時間スムーズなヌルヌル感覚を味わう事ができますが洗う時に落ちにくいという性質を持ちます。
水性ローションは乾燥しやすいので長時間使用するには継ぎ足ししないといけないというデメリットがありますがサラサラしていて、馴染みやすく洗い落としやすいという性質があります。
この特徴を聞けばピンとくる人もいるかもしれませんが、ラブドールを使った後に待っているのは汚れた部分を綺麗に洗い落とす作業となります。
取り外し型のホール式ならまだしも、一体式ホールは膣内を洗浄する作業は結構大変です。精液が中に付着しないようにコンドームを使っていてもローションは膣内に溜まっているのでそれを綺麗に落とさなければ細菌が繁殖して膣内が汚染されていってしまいます。
綺麗に洗おうとして力をいれて洗っても中のホール部分が裂けてしまいますので、なるべく優しく丁寧に洗う必要があるので時間も掛かってしまいます。
それだけでなくオイルローションはシリコンやTPE製のドール素材にとって理想的ではなく長時間愛用し続けているとオイルがドールの素材に浸透しやすくなっていき、ベタつく汚れを残したり素材を劣化させたりする危険があり粘着質な肌となってホコリやゴミが付着しやすい体質となってしまう可能性もあります。
その為ラブドールに使用するローションはシリコン製やTPE製ドールの汚れを水で簡単に洗い流せ、べたつきも残らず、ほとんどのドールに適性のある水性が最もおすすめとされています。


NGケア② 使用した後に綺麗に洗わない
ラブドールを使用した後に待っているのは綺麗に洗う作業。だけど「面倒だし後でやろう」「疲れたからまた後で」と汚れたまましばらく放置してませんか?
人間と同様にラブドールも清潔を保っていないと細菌やカビが繁殖してしまい、せっかくのドールが劣化していってしまいます。
また適当に洗うだけでは膣内ホールに体液やローションの残り汁などが付着したままとなり、そこからカビの苗床となってしまうケースもあります。
更に綺麗に内部を洗っても、しっかりと乾燥させなければ細菌も繁殖してしまうし悪臭が漂ってきてしまいます。オナホールを使用した後に適当に洗って放置してたら変な臭いが漂ってきた事はありませんか?
ラブドールも洗っただけで放置していたら、同様の臭いを発してくることがあります。
見た目可愛いドールから異臭が漂ってきてしまうのは可愛そうなので洗った後はしっかりと内部から外観まで乾かして保管しましょう。
ラブドールの膣内メンテ方法
そんなわけでラブドールを使った後に色々な所が汚れてしまったラブドールのお手入れ方法を簡単に紹介。
お風呂で洗うのが一番簡単で効率がいいのですが浴場まで持ち運ぶのも大変なので、その場で効率よくできるメンテグッズも紹介します。
ウェットティッシュ、アルコールシートなんでもいいのでまずは簡単に膣ホールの精液やローションを拭き取ってください。
膣ホール取り外し型でも股の周囲にローションが垂れてることもあるので念入りに拭き取りましょう。
浴場で洗う場合はシャワーを使って内部を洗い、リビングや寝室などで洗う場合は専用の洗浄キットを使用したら洗いやすいです。
まずはじゃぶじゃぶと水洗いをしてあらかた残りの汚れを洗い落とします。
水洗い後は洗剤を使って、さらに綺麗にしていきます。
本来は牛乳石鹸を使用するのがTPE、シリコンともに優しいのでおすすめですが持っていなければ普段自分が使用しているボディウォッシュか洗剤を使って洗ってください。


綺麗に洗った後はしっかりと乾燥をさせます。この時に早く乾くからといってドライヤーを使うのはNG。
風通しの良い部屋、又はエアコンを使って湿度が下がった部屋にラブドールを寝かせて乾燥。
この状態では膣内部が乾かないので珪藻土スティックを差し込んで乾燥させてください。
乾燥した後はボディパウダーを塗って保管させます。

NGケア③ 極端な温度環境での保管
普段、使用しないときに仕舞う場所もとても大事です。特にありがちなのは押入れや、いつもは踏み入らない狭い場所に保管すること。
例えば一目につかないからと物置などに保管するとドールが他の物体と干渉して破損したりして痛んでしまうこともあります。
ラブドールの素材であるシリコンやTPEは外部からの衝撃などに非常に弱いので少しぶつけたり引っ搔いたりしたら簡単に傷がつきます。
湿度や気温もラブドールにとっては天敵です。
湿度が高すぎる部屋に置いておくとカビが生えてくる危険もあるし、TPEドールの場合は真夏の季節では高温で肌が溶けたり変形したりして、真冬の時期は低温の環境下で素材が硬直してひび割れるという可能性もあります。
また直射日光を長期間、浴びてしまったら肌も紫外線で変色していきます。そのため、部屋内に置いていても窓際など日光が漏れる場所に置いて保管するのも危険となります。
このようにラブドールは非常にデリケートなものですので、色々と気を使って生活していく必要があります。
ラブドールの保管方法
ラブドールを湿気から守る保管方法で一番ベストなのは涼しい環境下で保管することです。
特に吊るしたり、専用のスタンドを用いて立たせた姿勢で保管させると空気の通りがよくなるのでこの方法が最もおすすめ。


リアル ラブドール用 股間と腰ダブルスタンド
吊り下げ式のスタンドを使用する場合は何㎏の重荷に耐えられるのか必ず耐荷重のスペックを確認してください。
さらに日光からラブドールを守るため、なるべく窓際から離れた場所に保管しておきましょう。
NGケア④ 小さな傷口でも放置する問題
ラブドールを頻繁に使っていたら細かいトラブルなどは絶対に起こります。指先に傷が付いていたり肌の一部分が変色していたりと小さな損傷は発生してしまうものです。
大多数の人は小さく余り目立たないような傷なら「このくらい平気だろう」と放っておくことが多いとは思います。
ただしこれは大きな間違いです。小さな損傷を放置すると後で深刻なダメージに発展する可能性があります。
小さな傷はラブドールを動かす度に大きく広がっていき、汚れは時間が経過していくほど落ちにくく浸透していってしまいます。
ですので不具合を見つけたらすぐに手入れ、修復するのが鉄則。傷や汚れを発見したらすぐに対処するようにラブドール専用の修復道具も手元に用意しておきましょう。
修復作業も大きな傷口よりも小さい傷口の方が手間暇も省けますしね!
シミや汚れ対処法
シミや汚れの原因は様々ですが大体の原因は中性洗剤で取り除くことが可能です。中性洗剤は一般的な食器用洗剤などですので誰でも常備している物だと思います。
柔らかいスポンジや布に洗剤を染み込ませて優しく撫でるように拭き落としていきます。大体の汚れはこれで落ちるとは思いますが汚れが残ったままだった場合は、それ専門の掃除が必要になってきます。
他にも頭部の接続部分によく発生する黒いシミなどは人間用のケア用品であるクレンジングオイルを塗ることによって綺麗にもなりますよ。
傷口の対処法
傷ができてしまった場合はラブドール専用の修復剤が販売されているので、それらを使用して修理します。
TPE用とシリコン用の2種類があるので自分の所持しているラブドールの材質の方を用意してください。
修理方法については私のラブドールも傷ができた時の傷口修理の記事を作成しているので、そちらをご覧になってください。内容はシリコンドールの記事となっていますが基本的な修理方法はTPEも同様です。
一応シリコン製よりTPEの方が補修や修理は簡単だとは言われています。





NGケア⑤ 濃い色の服を長時間着せる色移り問題
自分の服には無頓着だけどラブドールには可愛い洋服を着せて目一杯観賞していたいという人はいると思いますが衣装に関しても注意が必要となります。
ラブドールに長時間、衣装を着せたままにすると服の色が肌に染み込んで変色してしまう色移り問題があります。
特にこれは黒・赤・茶・青色などの濃ゆい色ほど発生しやすいので、これらの色をした服を着せる時には長時間着せたままにしないように気を付けなければいけません。
特に色移りはTPEドールが発生しやすいのですがシリコンドールでも色移りはするのでシリコンだからといって油断は大敵です。
前述したNGケア④でも触れましたが少し色移りで変色したからといって放置していけばどんどん変色が広がっていき補修が大変になるので、できるだけ衣装の色移りが発生しないように事前のケアが大切となります。
色移り対策
色移りしないための対策は色素の薄い服を着用させること。特に白色は色移りしないので安全に着用させることができます。
ただ白色の服だけじゃ味気ないし黒色のドレスや赤色をしたセクシーな洋服を着せたいなど、どうしても欲望はでてきてしまうので、それらを着用していても色移りが発生しないように色々と工夫があります。
①新品の服は最初に洗濯する
新品の洋服は塗料が濃ゆく塗られているのでラブドールに着せる前に洗濯をして塗料を落としてあげます。
これだけで完全に色移りは防げませんが、洗う前よりはマシになります。
洗濯させることができないような服なら大きなバケツなどにお湯をため込み手洗いで洗いましょう。
②ストッキングを着用させる
下半身などは肌色をしたストッキングを着用させて、その上から下着やらスカート、靴下などを履かせる方法もあります。
肌色ストッキングですから生足を出していても目立たないし、つま先を保護してくれるので常時履かせてても問題がありません。ただし塗料が濃すぎる衣装を着用させたらストッキングを貫通して色移りすることもあるので過信は禁物です。
色移りした場合は?
服の塗料が色移りしてしまった場合でも早い段階でなら比較的、簡単に落とすこともできます。
方法は複数ありますので、そのうちのいくつかを紹介します。
ラブドール専用脱色クリームを使用
最も分かりやすいのがラブドールが色移りした時の専用クリームを使用することです。


変色した箇所にクリームを塗って数時間放置した後に拭き上げるだけという手軽さです。
ただしこれらはTPE専用でシリコン製のラブドールにはつかえません。
TPEラブドールなら全てのドールに使用できます。
オリーブオイル
シリコンラブドールの色移りを落とすのに便利な一番身近な道具はオリーブオイル。
他にも塩素系漂白剤などでも落ちますが、シリコンの肌にダメージも入るのであまりおすすめはしません。
オリーブオイルを染み込ませたガーゼやキッチンペーパーを変色した箇所に張り付けてサランラップなどで巻いて1日ほど放置していれば綺麗になります。
オリーブオイルはラブドールメーカーも推奨している方法ですのでシリコンドールの色移りした時に是非試してみてください。
正しいメンテナンスまとめ
失敗を避けるための正しいお手入れ方法のポイントをまとめます。
初心者の方でも今日から実践できる簡単なことばかりなので大切なラブドールのために心がけてみてください。
潤滑剤は水性を使用する
油性やシリコンベースのものは素材を傷める恐れがあるため、水性潤滑剤を選びましょう。使用後は残ったローションも洗い流します。
使用後は必ず清掃・乾燥させる
遊んだ後のドールは中性洗剤で優しく洗い、十分に乾かして清潔を保ちます。特に内部はカビ予防のためにも水気を残さないよう注意しましょう。
適切な環境で保管
直射日光、高温多湿、極端な寒さを避け、室温で風通しの良い場所に保管します。専用の収納ケースや布で覆うとホコリ避けにもなります。
小さな不具合は早めに対処する
裂け目やシミなど異変に気付いたら放置せず、早期に修復・お手入れを行いましょう。専用補修剤やお手入れ用品を常備しておくと安心です。
衣装選びに気を配る
濃い色の衣装は事前に洗濯して色落ちさせ、長時間の着用は避けます。色移り防止のインナーを活用してドールの肌を守りましょう。
正しいメンテ・保管をすることによってラブドールの寿命はとても長く持ちこたえますので。
日頃の手入れを習慣にして、いつまでも美しい姿のままのラブドールと日常を過ごしていってください。




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