ラブドールというものは人形で佇んでいるだけ。何も言わずとも傍にいてくれるだけで癒される存在。
でも一人孤独でさみしいと感じる時にふとおしゃべりができたらな・・・と思った人はいませんか?
最近はAI産業が凄く発展してきてchatGPTを主体にAIとコミュニケーションがとれるツールが増えてきています。
そしてこれらAI技術は勿論ラブドール業界にも導入されている訳でして。
今回はラブドールと会話ができるAIシステム「MetaBox」について紹介します。
このMetaBoxを活用するとラブドールが感情を持ったように話しかけてくれたり、自分が発言した内容に対して反応してくれます。
AIというものは難しくて扱いにくそうと思っている人も分かりやすくMetaBoxとは何か?どんな事ができるのか?など使い方や魅力について解説します。
MetaBoxって?

MetaBoxとは、WMDollが開発した小型のAI搭載デバイスの名前です。
中国メーカーWMDollが開発したラブドール向けの最新AI機能搭載システムで、2024年末から海外市場でテスト展開されて従来のラブドールに人工知能(AI)による高度な対話機能と学習機能を付加したものとなります。
大規模言語モデル(LLM)を活用したAIシステムでクラウド上のAIサービスと接続することで自然な会話が実現できます。WMDollによればchatGPTをはじめとする生成AIを組み合わせ各市場に合わせた対話システムを構築していて、個人からの発音内容をクラウド上のAIがリアルタイムに処理をして応答します。
WMDollは自社の工場にてこのMetaBoxシリーズのドールにAIモジュールを埋め込んで搭載していてドール内部(または装着ユニット)にマイクやスピーカー、各種センサーを内蔵してクラウド上のAIとやり取りをします。
話しかけることで音声認識によってテキスト化され、AIが最適な応答を生成してドール側で音声を合成して返答するという流れになります。
あなたがラブドールに話しかけると返答してくれるため、コミュニケーションがとれるようになり親密な時間を過ごせるようになります。
MetaBoxの機能

MetaBoxは従来のAI製品に比べて人との対話における感情システムが協調されています。
このMetaBoxには以下のような機能が搭載されています。
✅音声会話と自然な応答
✅長期間の記憶保持と学習機能
✅持ち主の好みを学習
✅スマホでカスタマイズ可能
音声会話と自然な応答
人間のように話しかけてきたり、こちらからの問いかけに対して適切な回答をしてくれます。
会話内容は非常に多彩で単純な定型文な応答にならない自然な会話が可能とのことです。
おしゃべり中に過去の発言を踏まえて返答してくれたりジョークなどを交えたり相槌をうったりと人間味ある受け答えができるようになっています。
長期間の記憶保持と学習機能
長期のメモリ機能が搭載されていて、過去の会話内容や自分の行動を記憶して対話に活かしてくることがあります。
最大で直近3ヵ月ほどの会話内容を記録していて以前に交わした内容を踏まえた会話が可能です。
例えば「前に風邪をひいたと言っていたけど体調は大丈夫?」といった気遣いを見せたり自分の趣味・好みに合わせた話題提供を行うなどの振舞い方をしてくれます。
持ち主の好みを学習
MetaBoxは貴方の発言や行動パターンからユーザー像を学習して、それに応じた対応をするようになります。
例えば乱暴な発言や行動を起こすとMetaBox側も「野蛮で失礼な人」だと認識して時に言い返すような応答をすることもあれば、紳士的な対応をすると励ましたり慰めてくれたりと感情的な反応もしてくれることもあります。
MetaBoxは時間と共にユーザー好みの人格へと変化・発展していき使えば使うほど自分色に染まっていくという育成的な楽しみもありますね。
スマホでカスタマイズ可能
専用のアプリもあり、そこでMetaBox側のAI設定をいじくることができます。
設定項目は会話モード(雑談モード⇔官能モード)の切り替え機能、音量設定、MetaBoxアップデートなど様々な設定を変更可能な他、AI側の人格も変更が可能となっています。
現在の人格は女性6種類に男性2種類の合計8種類の人格が設定可能となっていまして優しい癒し系お姉さんボイス、明るく甘えん坊タイプ、クールビューティータイプなど色々な性格をした人格に変更できるようになっています。
その日の気分で人格を切り替えてお喋りしたりと色々な気分転換にもなりそうです。
MetaBoxの取り付け場所と種類
MetaBoxには2つの種類があります。
ラブドール本体に装置を取り付ける内蔵型とネックレスタイプの取付型です。
内蔵型は脇の下などあまり目だなない箇所に取り付けられており内蔵式のバッテリーによりおよそ最大6時間ほど動作できるようになっています。
ただこちらはやはり肌に装置を取り付けているので外観が損なわれてしまい、他の電動機能と併用が不可能だったりといったデメリットもあります。
ネックレス型MetaBoxは25年の5月に第2世代型として登場しました。
アクセサリータイプになってラブドールの首元に取り付けるだけの簡単仕様となってます。携帯させやすくドール本体の外観も損なわれないので今後はアクセサリータイプが主流となってくるだろうと思われます。
内蔵式はWMDollのみのオプションとしてでしか選択できないですがアクセサリーになった事で他ラブドールメーカーにも装着できるようになったのは嬉しいポイントです。
使い方にかんしてもとても簡単で充電したのち電源をいれ、話しかけるだけ。ただしサーバーを経由して応答するのでMetaBox起動するときはWi-Fiまたは他の無線回線が繋がっている必要があるということには注意。
MetaBoxの費用や注意点は何かある?

AIを活用してラブドールとの暮らしに新しい刺激をもたらしてくれるであろうMetaBoxですが、料金だったり注意点だったりもありますのでメリットとデメリットを把握して使っていくかどうかを決めましょう!
MetaBoxのサーバーがアメリカにあるので少しラグが発生する
前述した通りMetaBoxはサーバーを通してAIとのやり取りがおこなわれます。そして現状サーバーが置いている所がアメリカのみとなっています。
そのため、日本でMetaBoxを使用してもAIからの応答までに若干のラグが発生してしまうかもしれないとの事です。
将来的にはアメリカ以外にも日本やアジア圏内にサーバーを増設する予定らしいので今の段階では少しのラグが起きても仕方のないことかもしれません。
別途サブスク費用発生
MetaBox搭載のラブドールをお迎えしたら初期設定としてユーザー登録が必要になっていて同梱された案内に従ってユーザー登録して利用可能となります。
MetaBoxの料金体系ですがまずは最初の1年間は費用は無料です。そして1年が過ぎた後はサブスク費用として年間100ドル(日本円で約1万5千円)のお金が発生してしまいます。
そして利用し続けると都度、料金をチャージして払ってくださいねという感じらしいです。
こういった料金体系から一定のAPI利用をチャージして使うという感じだと思います。とりあえず最初の1年は無料なんで使い倒してみて1年後に継続するかを慎重に決めた方がいいですね。
なお費用を払わなかったら当然サービスは利用できないですが通常の録音された音声機能のみは利用はできるとの事で、サービスの加入及び解約などスマホのアプリから変更できるそうです。
なんにせよMetaBoxが登場して1年たっていないので自動更新なのか継続するのか案内が来るのか詳細はまだ不明なとこが多いです。
MetaBoxのQ&A
- 日本語で喋ってくれる?
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日本語にも対応しています。他には英語、中国語、スペイン語、韓国語などで喋ってくれるとの事。
- 単品での購入は可能?
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現状はラブドール購入時の特典のみです。ただWMDollのインタビューではいずれ単体での購入も検討しているらしいです。その際の値段は3万~5万円くらいになるとの事。※現在何店舗かの代理販売店で単体での取り扱いがスタートしました。MetaBox単体の購入を考えている方は以下のラブドール代理販売店を利用してください。
上記の3店舗は6/30日まで300個限定で通常価格3万円➡1万5千円で販売されています。300個なくなり次第終了します。
- MetaBoxはどこのお店で取り扱っている?
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全てのラブドール通販店でMetaBoxを取り扱っているわけではありません。
特典としてMetaBoxをプレゼントしているのはMailoveDollとRosemaryDollがあります。
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AI活用でラブドール新時代がくるか?
今までもオプションでラブドールにAIを搭載できるメーカーはありましたが、費用が高額だったり日本語がサポートされていなかったりと使いずらい印象があったですがMetaBox参入で今後どうなっていくのか気になる所であります。
サブスク費用が発生するとはいえ、今までのAI搭載ラブドールよりかは低コストで運用できるけど結局うまくAIとコミュニケーションが取れなかったり変な応答されたりすると結局いらないってなってしまうので今までとは一線を画す発明になっていてほしいです。
一応、中国やアメリカ等のイベントで体験された評価としては凄く好評だったらしいですがそれがしっかりと日本語にも反映されて我々日本人でも違和感を感じない内容になっているのでしたら嬉しいです。
国内でも発売されているので大丈夫かなとは思うんですが、誰かMetaBoxを使用してみた感想などあれば是非とも教えてほしいと思う次第ではあります。

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